ひるがのの自然は人の暮らしのすぐそばにある。湿原が広がり、冬は雪深いこの土地に人が住みはじめた歴史はまだ浅い。だからこそ、人は自然と仲良く暮らすことを選び、それを守り続けている。山、森、川。ひるがのの自然の中では、どこにいても人の暮らしが感じられる。人を寄せ付けない厳しい自然が、極限に挑戦する舞台なら、ひるがのの自然は、誰にでも優しく、安心して寄り添える癒しの場所。名古屋方面からでも、関西や北陸方面からでも気軽にアクセスできる身近な距離感と、それぞれの好みで、深くも浅くも楽しみ方を選べるほどよい自然度。それが一度来たら、また訪れたくなる理由なのかもしれない。


- ひるがのが一番美しいこの季節、ザゼンソウを皮切りにミズバショウ、桜など、季節の花が咲きそろいます。 6月の半ばの入梅まで、新緑、残雪と目を楽しませてくれます。また、カッコウやウグイスなどのさえずりもゴールデンウィークころから聞こえ始めます。 この時期から秋にかけてのグリーンシーズンには大日ヶ岳の登山、ハイキング、テニス、ゴルフにも最適です。




- 都会地が猛暑にさらされるこの時期、ひるがのは過ごしやすい避暑地となります。8月の平均最高気温は27度、朝晩は18度以下になる日も少なくありません。 この季節、朝もやのかかった涼しい高原の散歩は格別です。7月の初旬から中旬にかけて、夜にはホタルも多く見ることができます。また、郡上踊り・白鳥踊りといった、 有名な盆踊りも毎夜催されます。アウトドアも一番盛り上がるこのころ、ラフティングやシャワークライミングなどもいいですね。標高が高いため、紫外線は強いのでご注意を。




- ひるがのの紅葉は10月下旬から。夫婦滝や分水嶺公園、そして大日岳が赤や黄色に染まります。ひるがのの秋祭りは毎年9月の半ばに催されます。 勇壮な獅子舞など、ぜひ一度ご覧下さい。少し足を伸ばせば、世界遺産白川郷のどぶろく祭りや、秋の高山祭りもいかがでしょうか。




- ひるがのの冬は多くの雪にとざされます。およそ2mの積雪。気温はマイナス15度くらいにまで冷え込みます。 今のように暖房設備の整っていない開拓時代の苦労がしのばれます。しかし陸の孤島と呼ばれたのも過去の話。現在では除雪対策もすすみ、 大雪が降っていても交通マヒすら起こりません。多くのスキーヤー、スノーボーダーが訪れる、ウィンターリゾートとなっています。
